柔らかければいいってもんじゃない!
前回はストレッチや柔軟性について書きましたが、まで見てない方は
http://nishihara-osteopathic-clinic.com/1010こちらからどうぞ!
では柔軟性を出しすぎることによる弊害も知っていただきたいと思います!
ストレッチによる柔軟性の向上は、
筋肉の低下を招くことが近年よく知られています
(メカニズムは複雑なので今回は割愛しますね!)
関節可動域が多少広がる程度ならば、筋力低下は問題にするほど起こりませんが、
可動域の拡大が大きくなりすぎると、
その影響が無視できなくなります!
例えばバレリーナ!
柔軟性の特に高い
股関節伸展筋(脚を後ろに動かす筋肉)・内転筋(脚を閉じる筋肉)の筋力が
体重に対して、一般の人に比べても有意に
低いという報告があるってご存知でした??\(◎o◎)/!
バレエのように、その可動域の大きさが最も重要な競技の場合はいいのですが、
競技に可動域がさほど求められない、ある程度の可動域で良い場合、
頑張って頑張ってストレッチに励むことは問題です。
時間が無駄なだけでなく、先程もお伝えしたように筋力低下というマイナスな作用が
生じる恐れがあるからです|゚Д゚)
また、下半身の柔軟性が上がるとランニングの
エネルギー効率が下がると言われています|゚Д゚)))
長距離走ではフォームを見るとそれほど大きく脚を前には出しません。
つまり短距離選手のように股関節を大きく動かすような大きな可動域は
さほど必要ではないんです。
まぁ、脚をスムーズに前に出して走れないほど硬ければ別ですが、
無理に可動域を広げるようなことは
しなくても良いといえそうです\(^^)/
元マラソン選手の高橋尚子さんは下肢の柔軟性が
低かったという話も聞きます(;゚Д゚)!
なお、じわ~っと伸ばすストレッチは実施直後に
筋力が低下するという報告が多いことから、ウォームアップでは
敬遠されることがありますが、10秒間程度の
通常の柔軟体操では、筋力低下はほぼ起こりません。
「ウォームアップでは入念にやり過ぎないほうがいい」
くらいの気持ちで良いと思います!
また、直後の筋肉低下が起こらない
動的(ダイナミック)ストレッチ(ラジオ体操など)が、ウォームアップでの
ストレッチの主流になりつつあります。
ただし、可動域を拡大させるトレーニング効果は、
じわ~っと伸ばすストレッチのほうが高くなる
ことは頭の中に入れておきましょう( ⊙‿⊙)
極めて広い可動域を必要とする場合は、
動的ストレッチだけでは十分ではないと思うので、競技によって使い分けるがいいと思います!!
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