ストレッチは高齢者ほどやって欲しい
歩くスピードは性別、身長や筋肉量など人によって異なります。
また、加齢とともに歩く速度が低下するのも特徴のひとつです\(◎o◎)/
加齢とともに歩く速度が低下するのは何故でしょうか?
まず、歩く速度は、中枢神経系が筋肉の仕事量と代謝エネルギーのコストが、
最小になるように決めています。
要するに、歩く速度は無意識のうちに決められてしまうのです|д゚)
そのため、加齢により筋力が低下すると、
歩く速度を遅くすることでエネルギーコストの上昇を抑えようとします。
また、歩く速度と歩幅には関係性があり、
歩く速度が遅くなると歩幅は狭くなります(>_<)
よって、加齢により筋力が低下すると、
歩く速度を遅くするとともに歩幅は狭くなるのです!
さらに、歩幅が狭くなると股関節や足関節の動きの幅も減少します。
特に歩行時の股関節の伸展や足関節の背屈の動きが低下することが、
とある論文により明らかになっています\(◎o◎)/!
まとめると、加齢により筋力が低下すると、
歩行時のエネルギーコストの上昇を抑えるために歩く速度を遅くします。
それに伴い、歩幅は狭くなり、
結果として股関節や足関節の可動性が低下するのです|д゚)
このような加齢による歩く速度の低下には、
関節や足関節のストレッチングが効果的ですヽ(・∀・)ノ
Rodackiという研究者は、股関節の屈曲、伸展のストレッチングによる
即時的な歩行への効果について、50名の高齢者(年齢64.5±3.2歳)を対象に調査を行いました。
その結果、歩行の速度、歩幅は有意に増加し、両脚支持時間は減少することが明らかにされました。
また、長期的なストレッチングによる歩行への効果について、Cristopoliskiという研究者は、
20名の高齢者(年齢65.9±4.2歳)を対象にして調査しています《゚Д゚》
調査参加者は、股関節の屈曲、伸展、足関節の背屈のストレッチング60秒4回を週3回行い、4週間継続しました。
その結果、歩行の速度、歩幅は有意に増加し、両脚支持時間は減少しましたヽ(´▽`)/!!!
さらに、骨盤の前傾および側方傾斜角度、回旋角度が増加したことを示しています。
これらのことから、ストレッチングは即時的にも、
長期的にも歩く速度を高める効果が期待できることが分かります。
特に、股関節の伸展、足関節の背屈のストレッチングが効果的であり、
これらは歩行の立脚後期の動きに寄与すると推察されています。
加齢によって遅くなった歩く速度を再び速くするためには、歩幅を大きくする必要があります(゚Д゚)
そのためには特に立脚後期で必要となる股関節の伸展、足関節の背屈の動きが重要となってきます。
ストレッチングでこの動きをしっかり出すことが、
筋肉に働きやすい環境を与えることになり、歩く能力を高めることに繋がるのです。
また、ウォーキング前にこのようなストレッチングをすることも、
ウォーキングの効果を高めることが期待できるでしょうヽ(´▽`)/
「1人では中々続けられない」という方は、
当院でもサポートする事が可能ですのでお気軽にお問い合わせください♫
トップページ
« あぐらがかけない人へ | 症状別案内 »